- Toggle All Sync (command) for suspend all sync. - Batch database update (beta)
7.7 KiB
Self-hosted LiveSync
旧): obsidian-livesync
セルフホストしたデータベースを使って、双方向のライブシンクするObsidianのプラグイン。
公式のSyncとは互換性はありません
ほぼ動くようになってきましたが、Vaultのバックアップは確実に取得してください
こんなことができるプラグインです。
- Windows, Mac, iPad, iPhone, Android, Chromebookで動く
- セルフホストしたデータベースに同期して
- 複数端末で同時にその変更をほぼリアルタイムで配信し
- さらに、他の端末での変更も別の端末に配信する、双方向リアルタイムなLiveSyncを実現でき、
- 発生した変更の衝突はその場で解決できます。
- 同期先のホストにはCouchDBまたはその互換DBaaSのIBM Cloudantをサーバーに使用できます。あなたのデータは、あなたのものです。
- もちろんLiveではない同期もできます。
- 万が一のために、サーバーに送る内容を暗号化できます(betaです)。
- Webクリッパー もあります(End-to-End暗号化対象外です)
NDAや類似の契約や義務、倫理を守る必要のある、研究者、設計者、開発者のような方に特にオススメです。
特にエンタープライズでは、たとえEnd to Endの暗号化が行われていても、管理下にあるサーバーにのみデータを格納することが求められる場合があります。
重要なお知らせ
- ❌ファイルの重複や破損を避けるため、複数の同期手段を同時に使用しないでください。
これは、Vaultをクラウド管理下のフォルダに置くことも含みます。(例えば、iCloudの管理フォルダ内に入れたり)。 - ⚠️このプラグインは、端末間でのノートの反映を目的として作成されました。バックアップ等が目的ではありません。そのため、バックアップは必ず別のソリューションで行うようにしてください。
- ストレージの空き容量が枯渇した場合、データベースが破損することがあります。
- 隠しファイルやObsidisanが認識できないファイルを編集した場合、そのファイルは削除されることがあります。
補足
- レプリケーションなどでファイルがリモートデバイスから削除された場合、受信したデバイスでも、ファイルの削除が反映されます。
- その際、Self-hosted LiveSyncは、フォルダが空になった際に、フォルダをデフォルトでは残しません。残す場合はオプションから設定してください。
- LiveSyncはモバイルではバッテリーをかなり消費します。
- モバイル端末からは、非httpsのエンドポイント、または独自CAが発行した証明書でホストされているhttpsのサーバーには接続できません。
- 除外フォルダのような設定はありません。
このプラグインの使い方
-
Community Pluginsから、Self-holsted LiveSyncと検索しインストールするか、このリポジトリのReleasesから
main.js
,manifest.json
,style.css
をダウンロードしvaultの中の.obsidian/plugins/obsidian-livesync
に入れて、Obsidianを再起動してください。 -
サーバーを確保します。IBM Cloudantがお手軽かつ堅牢で便利です。完全にセルフホストする際にはお持ちのサーバーにCouchDBをインストールする必要があります。詳しくは下記を参照してください
-
独自のCouchDBのセットアップ (執筆中)
-
サーバー情報を入力します。初回のみ、Obsidianを再起動することをオススメします。
設定内容の詳細はこのプラグインの設定を参照してください。 -
お好きな同期方法を選んで、利用を開始してください。
テストサーバー
もし、CouchDBをインストールしたり、Cloudantのインスタンスをセットアップしたりするのに気が引ける場合、Self-hosted LiveSyncのテストサーバーを作りましたので、使ってみてください。
備考: 制限事項をよく確認して使用してください。くれぐれも、本当に使用している自分のVaultを同期しないようにしてください。
WebClipperあります
Self-hosted LiveSync用にWebClipperも作りました。Chrome Web Storeからダウンロードできます。
リポジトリはこちらです: obsidian-livesync-webclip。
相変わらずドキュメントは間に合っていません。
ステータスバーの情報
右下のステータスバーに、同期の状態が表示されます
- 同期状態
- ⏹️ 同期は停止しています
- 💤 同期はLiveSync中で、なにか起こるのを待っています
- ⚡️ 同期中です
- ⚠ エラーが発生しています
- ↑ 送信したデータ数
- ↓ 受信したデータ数
さらなる補足
- ファイルは同期された後、タイムスタンプを比較して新しければいったん新しい方で上書きされます。その後、衝突が発生したかによって、マージが行われます。
- まれにファイルが破損することがあります。破損したファイルに関してはディスクへの反映を試みないため、実際には使用しているデバイスには少し古いファイルが残っていることが多いです。そのファイルを再度更新してもらうと、データベースが更新されて問題なくなるケースがあります。ファイルがどの端末にも存在しない場合は、設定画面から、削除できます。
- データベースが変。そういうときは、いったんデータベースをDrop Historyのapply and sendで再初期化してみてください。だいたい直ります。
- データベースが大きくなってきてるんだけど、小さくできる?→各ノートは、それぞれの古い100リビジョンとともに保存されています。例えば、しばらくオフラインだったあるデバイスが、久しぶりに同期したと想定してみてください。そのとき、そのデバイスは最新とは少し異なるリビジョンを持ってるはずです。その場合でも、リモートのリビジョン履歴にリモートのものが存在した場合、安全にマージできます。もしリビジョン履歴に存在しなかった場合、確認しなければいけない差分も、対象を存在して持っている共通のリビジョン以降のみに絞れます。ちょうどGitのような方法で、衝突を解決している形になるのです。そのため、肥大化したリポジトリの解消と同様に、本質的にデータベースを小さくしたい場合は、データベースの作り直しが必要です。
- その他の技術的なお話は、技術的な内容に書いてあります。
ライセンス
The source code is licensed MIT.